| JCGR | 日本コーポレート・ガバナンス研究所 JapanCorporateGovernanceResearch Institute, Inc. |
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JCGIndexについて |
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1.JCGIndex JCGRが算出ているJCGIndex は、1990年代以降、世界的な潮流になってきた「ガバナンスとマネジメントの分離」というガバナンスのあり方を基準にして、各企業のガバナンスの状態が、それにどの程度近いかを示す指数です。 100に近いほどこの基準に近いことを意味し、 ゼロに近いほどこの基準から遠いことを表します。 具体的には、JCGRは独自に「JCGRコーポレート・ガバナンス原則」を定め、これに基づいて質問項目を作成しアンケート調査を行っています。 この「ガバナンス原則」はコーポレート・ガバナンス・フォーラムの「改訂コーポレート・ガバナンス原則」と軌を一にするものです。また2003年4月から施行された改正商法の委員会設置会社も基本的な思想を共有するものであるといえます。 2.ガバナンスとマネジメントの分離 株式会社においては、株主が実質的な所有者として会社に対するガバナンスを持っており、株主総会で取締役を選任し、取締役会に企業の経営を委ねます。グローバル化および技術革新が急速に進んでいる現代企業においては、経営者が絶大な権限を持ち、迅速かつ弾力的な経営を行う必要があります。しかし、絶大な権限を持つ経営者が間違った経営を行えば、株式のみならず企業のステークホルダーすべてが大きな損失を蒙ることになります。したがって、経営者に対する適切な方向付け(監督)も不可欠です。 そこで最近は、取締役会は経営者として執行役員を選任し、この執行役員に実際の企業経営を委ね、取締役会はその監督に徹するという新しい体制が、各国の企業でとられるようになってきました。それが「ガバナンスとマネジメントの分離」です。 3.取締役会のガバナンス 企業が高い業績を上げるためには、まず@優秀な経営者を確保する必要があります。また、現代のグローバル社会では、異なる文化・言語・背景を持つ人々が企業を通して関わっていますから、公平で公正な経営により業績を追求することが求められております。そこでA執行役員の経営に対する監査も取締役会の重要な役目です。さらに、執行役員から優秀な経営を引き出すためには、明確な業績目標を課すとともに、その達成度に応じた報奨を行うことが有効です。B経営者に対する有効かつ適切なインセンティブ報酬制度を敷くことも取締役会に求められます。 これらの、機能を確保するのが独立取締役としての社外取締役が中心となっている取締役会です。企業が安定的に好業績を上げていくためには、つまり企業がサステイナブル(持続可能)であるためには、上述のガバナンスの精神を反映したガバナンスシステムが不可欠です。 4.JCGRのJCGIndex このような観点から、約50問の質問項目を厳選し、それに対する回答によって各企業のコーポレート・ガバナンスの状態を測定するのがJCGRのコーポレート・ガバナンス・インデクスJCGIndexです。 ガバナンスについてはいろいろな考え方がありえますので、 ガバナンス・システムにもさまざまなものがありえます。 実際にわが国の商法は、グローバルな視野からガバナンスとマネジメントの分離の必要を認識し、委員会等設置会社を導入しましたが、同時にわが国企業の実情を反映して、監査役設置会社という制度も残しました。基本的な考え方さえ確立していれば、取締役会の形は二の次であるということもできます。 その意味で、JCGIndexは、あくまでも一つのモデルを基準とした相対値です。 したがって、指数の大小はガバナンス・システムの優劣とは 必ずしも関係なく、この指数が小さいからといって、 ガバナンスが劣っていることを意味しているわけではありません。 しかし、過去2回の調査から、JCGIndexが高い企業は業績も良く、また監査役設置会社にもJCGIndexが高い会社がたくさんあるということです。 JCGRは、いずれにせよ健全なコーポレート・ガバナンスの概念を持つことがもっとも基本であると考えます。このアンケート調査を通じて、みなさま方と新しいコーポレート・ガバナンスについての考え方を共有できることを願っております。 |
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